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両側内法指定の窓


前回は、片側内法(うちのり)指定の窓を描きました。
今回はそれを元にして、両側内法指定の窓を描いていきます。

前回描いた片側内法指定の窓の寸法です。
外形寸法 W=1670 H=1200 片側 内法:500の立面図の窓
両側内法1



今回は以下の寸法に変更します。
例)外形寸法 W=3035 H=1400 両側 内法:500の立面図の窓

①クロックメニューの包絡で図のよう囲み、マウス右ボタンで囲んだ範囲を切断します。
両側内法2

両側内法4


②切断した下の部分を範囲指定し、図のように左下の頂点を基準点変更で基準点を変更します。
両側内法3



③移動コマンドで切断した図形の上部の頂点でクロックメニューオフセットで
【0,-1400】と入力します。
両側内法5


両側内法4



④クロックメニュー包絡で図のように切断された範囲を囲むようにしてマウスの左ボタンで線を繋ぎます。
両側内法7

これで高さHは1200から1400に変更されました。
両側内法8ー1



⑤図のようにクロックメニュー包絡で囲い、マウス右ボタンで切断します。
両側内法8


両側内法9


⑥残った部分を範囲コマンド囲い、基準点変更で左上の頂点に基準点を変更します。
両側内法10


⑦複写コマンドで範囲コマンドで囲った部分を複写して、倍率【-1 , 1】に変更し左右対称な形を複写する準備をします。
両側内法12


⑧複写元の図形の左上の頂点でクロックメニューオフセットで、【3035 , 0】を入力し複写します。
両側内法11


両側内法14


⑨切断された部分を包絡で囲い、接続します。
両側内法15


両側内法16
以上で完成しました。
どうでしたか、簡単だったでしょ(笑)


改めて包絡って便利ですね。
線を切ったり、繋げたり、これを知ってるのと知らないのでは、相当作図スピードに差が出ます。
私も包絡の使い方に気づいて、包絡による線の切断、接続を覚えてからかなり作図スピード
が上がりました。

あと、オフセットの考え方難しいですか?
実は、オフセットを使わない方法もあります。
少し手数は増えますが、立面図を書くときはむしろオフセットを使わない方が作図する時、
間違い難いのかなと、個人的には考えています。
ま、オフセットを使って作図したものを配置するのに、全く問題ない人はそれはそれで手数
が少ないので有利です(笑)。
次回は、これらの建具を立面図に配置する方法を紹介する予定です
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立面図 内法指定の窓作図テクニック


今回は、立面図 内法(うちのり)指定の窓の作図テクニックです。
下図のような窓の事です。
最近は片側のみ内法指定の窓が出題として増えてきました。
内法まど1


で、内法指定の窓はW=500で指定されていますが、実際のどこからどこまでの距離か
わかりますか?
実は、下図の距離を意味していますので、下図の間隔が内法の寸法になるように作図
してみます。
内法まど2


基本は、今までやって来た四角形コマンドで描いていきます。
例)外形寸法 W=1670 H=1200 片側 内法:500の立面図の窓

①四角形コマンドで寸法を1670、1200と入力します。
内法まど3


サッシ枠Wを25としその2倍を50を1670、1200から引いた四角形を①で描いた
 四角形の頂点でクロックメニューマウス右ボタン+3時方向の中心点・A点で
 配置します。
 寸法は1670-50,1200-50と-50を追加記入します。
内法まど4


③ここで内法の寸法を用いるのですが、先程説明した内法寸法で作図する為には建具框の幅を加えた
 四角形を描く必要があります。
 結局 内法指定の窓の外形の幅W=内法+建具框の幅ということになります。
 建具框Wを60とすると、
 内法指定の窓の外形の幅W=500+60=560
 となりますので、四角形コマンドの寸法の560,1150と入力します。
 1150は、先程2回目に描いた四角形で既に入力されていますので、実際には1620を消して、560と入力する
 だけです。
 寸法を入力したら、2回目に描いた四角形の左上の頂点にマウスのポインタを合わせて右クリックし、図の
 ように配置します。
内法まど5



④四角形コマンドの寸法に建具框60の2倍の120を引いて3回目に描いた四角形の頂点でクロックメニュー
 マウス右ボタン+3時方向の中心点・A点で配置します。
 寸法は560-120,1150-120と-120を追加記入します。
内法まど6


 以上で完成です。

次回はこの片側内法寸法指定窓から、両側内法寸法指定窓を描いてみます。
あくまでベースは今回作図した片側内法寸法指定窓です。
両側内法寸法指定窓になれば、幅Wや高さHも変わってきます。
パラメトリックを使わずに寸法、及び形が異なる窓の作図テクニックですので、
これができると、建具を効率良く作図する事ができます。

立面図のFIX窓とパラメトリック変形を用いない図形の変形


今回は、立面図のFIX窓とパラメトリック変形を用いない図形の変形テクニックです。
立面図のFIX窓は、よく考えると前回やった立面図の勝手口、テラス戸作図テクニック
描き方は基本同じ四角を3回描いて貼り付けなので割愛させて頂きます。
サイズは寸法はW=600、H=1200、サッシ枠W=25、建具框W=45として描いたFIX窓
が以下の図です。
FIX窓の外形サイズは、試験問題により異なりますが、サッシ枠W=25、建具框W=45で
書けばよいでしょう(実際の試験でもこのサイズで描きました)FIX窓1

では次にパラメトリック変形を用いない図形の変形テクニックです。
皆さんパラメトリック変形上手く使えていますか?
私はダメです。かなり苦手です(笑)。
もうパラメトリック変形使うの諦めていますっていうくらい苦手です。
なので、図形変形には別の方法を使います。
それは、包絡を使っての消去、オフセット、包絡を使っての結線です。
もう一度言います。
 
 ①包絡を使っての消去
 ②オフセット
 ③包絡を使っての結線

です。以上で、パラメトリック変形のような図形の変形ができます。

図形の変形といっても、外見(W:幅、H:高さ)を変更するだけですが(汗)
では、実際にW:幅の変更をやってみます。
例)W=600をW=450に変更する
 ①包絡を使っての消去
 クロックメニューで包絡機能を使い下図のように囲ってからマウス右ボタンで囲った範囲を消去
包絡切り1 

包絡切2

 範囲コマンドで残った部分を囲い、基準点変更で図のように左上の頂点を指定して複写コマンド
包絡切3

 倍率を【-1,1】にして、先程基準点変更した点でクロックメニュー右ボタン下方向でオフセットで【450,0】
と入力 
包絡切④

図のように包絡で囲い右ボタンで結線
包絡切5

包絡切12
以上です。



次に倍率を【-1,1】入力しない場合の方法も紹介します。
例)H=1200をH=1400に変更します。

包絡で下図のように囲い右ボタンて囲った範囲を除去
包絡切⑥

範囲コマンドで残った下の部分を囲い、基準点変更で下図の頂点を指定
包絡切⑦

包絡切8

残った上の部分の左上の頂点でオフセット【0,-1400】と入力
包絡切13




包絡切9

包絡で図のように囲んで左ボタンで結線
包絡切10

包絡切11

以上です。

パラメトリック変形を用いない図形の変形2種類の方法を紹介しました。
W=600をW=450に変更する方で紹介した倍率を入力しての描く方法は、次回の立面図で描く
窓や、平面図の建具を書く時に必要なテクニックになるので、此方の方法で作図する事に慣れて
おく方がよいと考えます。

今回はここまでです。

立面図の勝手口、テラス戸作図テクニック


今回は、立面図の勝手口、テラス戸を描いてみます。
寸法は、W=760、H=1400とします。

描き方は、前回描いた掃き出し窓と同じ要領です。
四角形コマンドを重ねて描いていきます。

①四角形コマンドでW=760、H=1400の大きさの四角形を描きます。
ドア1

②サッシ枠30×2=60を先程の四角形コマンドで作図した四角形からW,Hからそれぞれ引いた四角形を描いて配置します。
具体的には、寸法枠760, 1400に-60を追加、760-60, 1400-60として、四角形の頂点でクロックメニューの右ボタン+3時方向の中心点・A点で配置します。
ドア2

③建具框100×2=200を先程の四角形コマンドで作図した四角形からW,Hからそれぞれ引いた四角形を描いて配置します。
具体的には、寸法枠700, 1340に-200を追加、700-200, 1340-200として、四角形の頂点でクロックメニューの右ボタン+3時方向の中心点・A点で配置します。
ドア3

掃き出し窓と異なる点ですが、サッシ枠W=30、建具框W=100に変えました。
(掃き出し窓サッシ枠W=25、建具框W=60)
実際の建築CAD2級の試験でもこの寸法で描きました。

本日は少し物足りませんがここ迄です。
次回は、立面図のFIX窓とパラメトリック変形を用いない図形の変形です。

立面図の掃き出し窓


立面図の建具「掃き出し窓」を作図してみます。
寸法はW=1670 H=2100です。
また、サッシ枠W=25、建具框W=60とします。

①四角形コマンドで1670, 2100の大きさの四角形を描きます。
窓1


②サッシ枠25×2=50を先程の四角形コマンドで作図した四角形からW,Hからそれぞれ引いた四角形を描いて配置します。
具体的には、寸法枠1670, 2100に-50を追加、1670-50, 2100-50として、四角形の頂点でクロックメニューの右ボタン+3時方向の中心点・A点で配置します。
窓2

③ ②と同様に建具枠60×2=120を先程の四角形コマンドで作図した四角形からW,Hからそれぞれ引いた四角形を描いて配置します。
具体的には、寸法枠1620, 2050に-120を追加、1620-120, 2050-120として、四角形の頂点でクロックメニュー
の右ボタン+3時方向の中心点・A点で配置します。

窓3


④レイヤーと線種を変更し中心線コマンドで中心線を作図します。
窓4

⑤中心線以外の線を触りながらクロックメニュー左ボタン+6時方向の属性取得でレイヤー、線種を元に戻します。
 次に2線コマンドで先程引いた中心線から建具枠60の半分30で2線を引きます。
窓11

⑥図のようにクロックメニュー左ボタン+3時方向で包絡します。
窓12

⑦図のようにクロックメニュー左ボタン+3時方向で包絡します。
窓13

⑧⑥~⑦の要領で下も包絡します。
窓9
完成です。

慣れれば2~3分以内に作図できます。
この作図になれると、寸法が異なる掃き出し窓をパラメトリック変形で描くより早いかもっていうくらいのスピードで描けたりします(笑)。
また、サッシ枠W=25、建具框W=60としましたが、FIX窓以外の窓もこの寸法で作図します。

次回は、立面図の勝手口、テラス戸を描いてみます。